Personal memory 1
オーラソーマと私-3
2003年に提出した「オーラソーマと私」 No.3
そして今年になって再びオーラソーマと取り組もうと思ったのはなんだったのか。5年前に初めてボトルを選んだ頃に比べたらずいぶん強くなりました。セラピストとしての自分の仕事に自信を持ち、今では自己紹介でも普通に言えますし、むしろそれがきっかけで仲良くなれたり、新たな出会いが生まれたりしています。時代が変わり、人々の意識が変わったということもありますが、私自身が自分を受け入れているからだと理解しています。
86番のチャレンジはクリアーしてギフトを受けとっていると思います。あの時3番目が16番で、4番目が56番、望むように未来へと進んで来れたと思っています。1番目の77番のテーマは未だに進行中ですし、自分でも目的を果たしていこうと感じています。フルボトルは相変わらずインテリアの一部になっていました。
ある日、親知らずを抜いたばかりの彼が夜中に痛みを訴え苦しんでいました。何とかしてあげたいと考え、ふと閃き、念のためマイクの本で確認してから、オリジナルホワイトのポマンダーを使いました。「これは特別なモノだから、大丈夫だから、私を信じて」と言い聞かせながら祈るような気持ちでオーラを包みました。すると出血が止まり痛みも治まったのです。
後日彼から「あんな一面もあるんだね、見直したよ、カッコよかったよ」と言われ嬉しい気持ちと、オーラソーマに対して信頼していた自分と、内側から沸き上がってきた力のような情熱の心地よさを感じていました。そして自分自身がボトルから受けた恩恵を思いおこすと共に、それをわかちあうことが本当にしたいことなのではないかと考えていました。
そしてすぐに再受講の申し込みをしました。レベル3に進む前に自分の辿ってきた道を再確認したかったこともあるし、ずいぶん離れてしまっていたのでリハビリが必要だと感じたからです。受けて本当に良かった。同じティーチャーだと安心感もあるし、また当たり前なのですが変わっている部分もあり、それが私にとってはいい距離感でした。ボトルとの再会も新鮮でした。以前の何がおこるかわからないワクワク感の代わりに、確かに受け取るという意志を持って過ごせたと思います。そして色やエネルギーを感じるということも積極的に集中して体験している実感がありました。
今回レベル1の再受講の最終日に選んだ2番目ボトルとワークしようと考えていました。66番のボトル。奉仕を通して表れる無条件の愛。いよいよきたかと感じました。確かに私にとっては大きなチャレンジ。でもギフトもすばらしいと。実はピンクの色は避けていました。4年前3回受けたコース中では、ピンクは各1回づつしか選んでいません。6日×4本もあるのに。マジェンタやコーラルは選べてもピンクはダメでした。レッドもほぼ同じ状態で再びびっくりでした。
それが今回は毎日必ず1本2本と選んでいます。まるでピンクを求めているかのように。それを裏付けるかのようにコース中何気なく部屋のポマンダーを見るとピンクだけが消えていました。いつ消えたのかもわからない位、離れてしまっていた私を自分で悲しく思いました。
また、コースの少し前にあることが発覚しました。15年前に網膜剥離の手術をしていて、最近少し見えづらくなってきたのは再発したのかと病院を訪ねました。すると『白内障』と診断され、先生も前例がないとおっしゃるし自分でもショックでした。部屋の濁ったボトル=眼のレンズのような気がして。もちろん手術は簡単にでき誰にでも起きることなのですが、あまりにも 早い発症に驚くばかりでした。
でも、レベル2で受けたハートの瞑想によりハートの目でグリーンを見ると、くっきりと美しい自然を見ることができました。それ以来、花や緑を眺めると他のものとは違うクリアーさを得ることができ感謝しています。ピンクのポマンダーも眼のことも、失って初めて気がついたこと、得られたものに。
4年前、ボトルの色が違うことに対して不満を言った私にティーチャーが答えてくれました。「エネルギーで見れば同じ」と。その時は理解できませんでした。服飾デザイナーとして色の識別能力に自信があった私は目で見ることに頼り過ぎていたのでしょう。今では同じことを言う仲間に対して「え〜、そうかな。私には同じに見えるけど」と笑いながら答えていた場面がありました。眼のことが発覚する前の話です。
今、なぜ、もう一度オーラソーマと再会したのか、やっとわかってきました。新しい一歩をこれから踏み出していく。自分自身のために。そしてそれが誰かのために、と。