Hypno therapy

催眠療法について

催眠療法=前世療法などの退行催眠療法と思われがちなのですが、微妙な違いがあるのでちょっと整理してみましょう。

催眠療法とは催眠誘導暗示によって催眠状態に誘導し、つぎに治療暗示を与えて、心理的障害、身体的症状、心身症状を治療、矯正、変容しようとする心理療法の一つである。

『カウンセリング辞典』

的確に表現されていたので引用させていただきました。つまり、一般的にヒプノセラピーと呼ばれているものは、くり返しの暗示によって改善を計るやり方です。

年令退行や前世療法は、そのうちの一つの方法に含まれ、必ずしもこれがメインではなく、カタルシス(浄化)のステップの一つになります。

催眠療法の特徴

一番の特徴は催眠状態になるということです。前世療法やインナーチャイルドワークの催眠よりも、より深いレベルの催眠状態になります。身体全体が心地よくだるくなる感覚なので、気持ちはいいかもしれないけど意識状態はぼんやりしています。

ですから、ほとんどの場合は体験の内容を憶えていることは難しいと思います。テレビや催眠ショーでやるような派手なパフォーマンスを期待していると拍子抜けするかも(笑)

実際は心理療法の一種になるので、きちんとした意味のある暗示を入れていくことになります。一対一で行う訳ですから、それを見て楽しんでくれる人もいないのです。誰に催眠にかかっていることを証明する必要があるでしょうか? 自分は当然、それを見ることはできませんよね。

催眠のショーは、とても面白いので、興味がある方はショーを見に行く方が楽しめます。

そして、催眠療法をする上で一番重要なのは信頼関係です。それは初回からセラピーを行わない理由でもあります。

なにしろ深いレベルの催眠状態に誘導していきますので、完全に信頼していただかないと難しいのです。ご本人の決意と覚悟も必要です。

単に無意識の上で楽に暗示を受け取って魔法みたいに良くなる・・・はずはないです。

有効に動き始めたら行動も変わります。中途半端な気持ちで受けていいものではないと思います。本当に、変わりますから(笑)

それに暗示が定着するには時間がかかります。一週間程度で満足であれば構いませんが、しっかりとした変化を望むのであれば数回のセッションが必要です。ですから計画的にお受けになることをお勧めします。

できれば1回位は前世療法などを試されてからの方がいいと思います。もしかしたら、催眠療法は必要ではなくなるかも。自分で体験する方が、実は、ずっと早いです(笑)

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