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催眠療法のプロセス

初回はカウンセリングと被暗示性テスト、リラクゼーション誘導を行います。カウンセリングで現状確認と目的(ゴール)を確認し暗示文を作成します。人によってはこの段階の誘導で、なんらかのイメージや退行が起きる可能性もあります。

またカウンセリングの段階で、まとまりがつかず、色々な問題が浮上してきて何から手につけていいのかわからなくなったり、自分がなにを望んでいるのかわからなくなったりすることがわかることもあります。

でも大丈夫。それも過程のステップの一つです。目的・望みを明確にし、それを阻んでいるものも少しわかってきます。現状から抜けだせなかったりパターンにはまっているからこそ、改善したい、なんとかしたいと思っているのです。

でも、今の状態に今現在なっているということは理由があります。必ずメリットがあったり、そうなるしかない理由があると知っているはずなのです。そうでなければ今の状態はありえません。

そういう意味で現状確認はとても大切です。真剣に自分と向き合ういい機会になります。

催眠療法でできること

ある程度方向性が決まったら催眠暗示(改善暗示)に入っていきます。くり返し暗示を入れることによって変容が起こります。

いわゆる催眠ショーなどでやるような突飛な暗示を入れるわけではなく、事前に自分も納得した望ましい暗示を入れるわけですから無理なく受け入れられるでしょうし、むしろ積極的に受け入れたい暗示だと思うのです。だからそのまま自分のものにしていくと思うのが自然ですよね。

しかし、不思議なことに反発や疑問も起きてきたりします。そんな簡単に受け入れられれば苦労がないし、ばかばかしく思ってきたり・・・

そうしたら再びカウンセリングを行えばいいのです。そのひっかかりの部分が鍵であり抵抗が今までの自分のパターンに戻るきっかけだと気付かれると思います。

催眠状態だと被暗示性が高まるので受け入れられても日常に戻ると難しかったりします。催眠効果はおよそ1週間くらいでしょうか。実際、催眠療法では 3〜4回のセッションが必要だとされています。それは、催眠効果が浸透し自分のものになるのにその位の期間や回数はいるからです。

長いと感じたり、そんなに何回も?と思われる方もいると思いますが、魔法ではないので、すぐに別の人格になれるわけではないですよね。むしろ1回や2回の暗示で変わってしまったら危ないような気もします(笑)

ただ身体や症状に出ている場合は別です。これはすぐに効果が出ることも。それは一時的に出てきたり後天的な反応だからかもしれません。

心理的なことが原因で起きている場合は、その元がわかるだけで好転していきます。その痛みをいつまでも抱えていたくはないですよね。とっとと手放していきたいと思うので積極的に暗示を受け入れていくので改善が起こります。

つまり催眠療法とは、積極的に暗示を自ら受け入れて改善する自己催眠なのです。本人の協力と意識の変容なしでは難しいと思います。ただ魔法の様にセラピストにお任せって訳にはいきません。

でも、努力とか根性なしでも大丈夫です♪ なにしろリラックスを受け入れて自らあるがまま、なるがままに任せる意識があればいいだけですから。

でも、自己催眠であるならば、自分でできると思いますよね。もちろん自分でもできます。最初の数回でやり方をつかんでいただければ、後でテープを聞いているだけで効果を継続することができます。(テープはオリジナルの物を作成しお渡しします。)

 

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