Diary

あえて突き放す理由          2006. 5.30 TUE

またまた同じことが二回続き、やはりこれもいい機会かなと思いました。今回は依存と自立のテーマです。クライアントとセラピストの永遠のテーマでもあります。

依存関係になった方がいい部分もあります。それは信頼のさらに高まった形でもあるので、それだけ頼ってくれるということは嬉しくもあります。でも逆に、その方の自立を妨げるという意味もあるので諸刃の刃でもあります。

頼られること・・・子供の頃からリーダーの役割を当然のように受け入れています。

長女でもあるので生まれた時から頼られることに存在意義を感じていました。誰かの役に立つこと、それもリーダーとして引っ張っていくことが自分の役割だと思って生きてきました。

思春期になり急にその役を降りたくなって別の生き方をしたこともあります。

責任を引き受けることに重荷を感じ、すべてを投げ出して無責任に自分のことだけ考えて行動していました。いわゆる反抗期だったのかも。世間から後ろ指を指される生き方をあえてしたかったのだと思います。

でも、やがて元の生き方に戻ることになります。やはり本当の自分らしい生き方はリーダーの役割をすることだと気がついたからです。

もちろん以前の自分に戻ったわけではありません。違う見方を手に入れて、より善い形で自分を表現する方法を見つけられたのだと思います。それには、どうしても逆の生き方をする必要があったことが今ではわかります。

よく言えばバランスが取れるようになった。統合できたのだと思う。

でも、ここまでの道のりは決して楽ではなかったです。1回で全部が統合できた訳ではなく、何度も試行錯誤しながら本当の自分像ができてきたのです。

もちろん今も過渡期かもしれないけどね(笑) 完成されたら・・・たぶん人生は終わると思います。

B34こんなことを考えているのは34番(ヴィーナスの誕生)の影響だと思う。人格の中の多くの異なったレベルの統合の意味が最初はピンと来なかったけど今は素直に理解できます。そのことに気づけて少し嬉しくなる。

まさか、こういう展開になるとは思ってもいませんでした。だからオーラソーマは面白いんだけどね(笑)

忘れていた過去の記憶、どうでもいいと思っていた出来事の意味、自分の振る舞いや行動の意味が謎が解けるみたいにわかってくる不思議。

もちろん他の人が使ったら全然違う気づきや体験が起きてくると思う。でも、わたしはこう思ったのです。

自分の神話の意味がわかってきた。無駄なことなど何もなかったことを改めて知ることができたのです。それは、やはり無条件に嬉しい(笑)

そう思うと、今間違った選択をしたとしても気にしないで先に進めそうです。完璧な選択、完璧な答えなどどこにもないと思うから。

今の自分は今の自分としてしか現実を見ることはできないのです。その自分が決めたことであれば間違いはないはずです。

それに、間違ってもいいと思う。間違いに気づいたら修正すればいいだけです。たとえ間違っていたとしても得たものは必ずあると思うから活かしていけばいい。

誰かを巻き込んでの選択の場合は、その人と一緒に真剣に話し合えばいいと思う。そうすることが必要だということだけかもしれないし、きちんと向き合って出た答えであればお互いが納得できるはずです。どちらかが責任を負うということではありません。

・・・まあ、そう思っているので相談を受けた場合は真剣に受け止めることになります。軽い気持ちで、わたしに相談はしないでください(笑)

それに真剣に相談に乗る場合は、当然お互いの境界線を引く必要があります。だからセラピストの役目が向いているのかなと思う。ルールをきちんと守ることが正しい相談のあり方です。

高校生の時の謎も同時に解けました。当時8人?組の仲良しグループに属していて仲間外れになったことがあります。きっかけは些細な仲間内の喧嘩が原因です。

わたしに仲裁役を任されました。やるとなったら、とことんやるタイプなので、両者の言い分を聞いて判断しようと思っていました。

しかし途中で勝手に仲直りされてしまったのです(笑)

わたしは納得ができませんでした。他の人達は丸く収まったからいいという雰囲気だったので独り浮いてしまい、その言動が反発を招いたようでした。反省を促す手紙を下駄箱に入れられ「誠意がない」と書かれていたのです。

正直、怒り心頭に達し、自分が悪いとは思えず対立することになったのです。

わたしがどれだけ彼女達の為に知恵を働かしたか、心を砕いていたかを、どうしてわかってくれないのか!と思っていたのです。

そんなわたしに「誠意がない」とはお門違いもはなはだしい。お前達こそ馬鹿げた人でなしの集団だ・・・と思ったのです。

今なら彼女達の気持ちもわかるけどね(笑)

なにしろ傲慢で自己中な性格、自分がグループに居てやっていた・・・という風に考えていたので、あっさりと別のグループに移動しました。当然自分は悪くない、向こうがレベルが低いと相手にしていませんでした。

でも、こういう性格でなければ明らかにイジメ並みの扱いを3日間されていたのでトラウマになったかも(笑)

・・・この時のことは大人になってからも時々思い出します。夢で見ることも多いです。たぶん何か未処理の問題が残っていたのです。ギフトに変わっていないチャレンジがあったはず・・・

それが、やっとわかりました。

たぶんプライベートで相談を受けていたら同じパターンをずっと繰り返していたと思う。せっかくアドバイスしたのに受け入れてくれなかったら腹が立ちます。

誰だって真剣に相談に乗っているのに軽く流されたり役に立たなかったら頭にきます。努力が報われないと馬鹿にされたような気がするし、そんな相手と付き合いたいとは思いません。

プロになるまでは何度か嫌な経験をしています。恋愛で何度も同じ失敗を繰り返して懲りていない人や、何を言っても無駄だったり無神経な人には殺意さえ覚えます(笑)

人の時間を何だと思っているんだ!と思う。それでも何度も頼ってきます。なかなかノーと言えない人はもっと辛いでしょう。

わたしはノーと冷たく突き放しているにもかかわらず、全然堪えていない人と多く出会いました。もちろん、それも自分で引き寄せたのだと今ならわかります。

だからプロになったのです(笑)

プロになったことで、やっと境界線を引くことができました。そして、お互いの同意の空間の中でなら、とことん相談に乗れる自分を見つけました。

予約をすること、料金を払うことで、時間を決めて真剣に向き合うということになるのです。中途半端な気持ちで相談に来る人はいません。だから安心して受け止めることができるのです。

今回のメールをいただいたリピーターの方以外にも多くの人がメールで相談を書いてきます。でも、メールでは相談には乗れません。

ちゃんと話してみないと本当のところはわからないので、文章だけで判断する、ということはやっていないのです。だってホントにわからないし、中途半端ないい加減な印象で返事を書く、ということはしたくないのです。

簡単に答えられる質問であれば、もちろん全然OKだけど、そうでない場合は冷たい事務的な返信を送っています。それで愛想をつかされても全然構わない・・・という強気な姿勢でもあるし本当のところをわかって欲しいなという意味も込めています。

お会いした時は、たぶん親身に対応していると思うので真意は伝わっていると信じたいです。

セラピストになってなかったら・・・たぶん、付き合いにくい孤独な人だったかもしれない(笑) そう思うと、この仕事にめぐり合えてラッキーだったのかなと思います♪

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