Diary
サービス業の本質は・・・ 2006. 5.11 THU
今日は久しぶりに美容室にでかけた。今の変化のないスタイルにしてから年に1回しか行っていないけど(それもお誕生月のみ)10年近くのお付き合いになります。そして同じスタイリストをずっと指名しています。
夜の仕事が長いからなのかもしれないけど、同じお店で他の人を指名するのはタブーな気がするのです(笑)
やはりいい気はしないと思うし第一失礼だと思う。でも、逆に最初に付いた人との相性が悪いと二度とそのお店に行けないから困る時もあるのかも。
運良く今までは困ったことがないのでツイているのかなと思います。
それは美容室に限らず他のお店にも当てはまります。どんなに欲しいものがあっても店員が気に食わないと別の店を探す位・・・結構気難しくて頑固なのかも(笑)
元々サービス業に対して厳しいのかもしれない。いつから・・・と言えば、やはりディズニーランドでバイトした時からかなと思う。半年の短期間とはいえ究極のサービスの真髄を学んだような気がします。そこでの経験が、その後の人生を大きく変えたのです。
デザイナーとしてちやほやされて、いい気になって天狗になっていた鼻をぺしゃんとへし折られたのです(笑) 25,6歳のプライドは19歳の先輩によって壊されました。
その当時は、めちゃめちゃ悔しかったのも事実です。でも、仕事の上で先輩であることに変わりはなく、郷に入れば郷に従え、と言うように世間での年齢差は無効になるのです。
もちろん重々わかっていたので苦労して馴染むようにしました。嫌なら辞めるしかないのですから。
でも、そこでコテンパにされたことで一番大事なことを身に付けることができたのです。自分が何者であるかではなく、何者になる必要があるか、ということです。
夢と魔法の王国で、自分の役割をどう演じていくのか?
そして、ここで一度リセットすることで世間というものに戻っても自分の役割を自覚することができたのだと思います。プライベートとは別の仕事の顔をしっかりと演じることで社会での役割を全うすることができるのです。
・・・だから今、セラピストとプライベートを分けることも簡単なのかも。まるで別の人格のように振舞っているけど、その方が公私が分けられて楽なのです。
もちろん普通の会社員で同じ人間関係がずっと続く人は難しいかもしれない。でも、接客やサービス業の人はそれが可能なのです。多くの不特定多数の人と毎日で会う人は特にね。
お客さんが求めている、その役割を演じ続ければいいのです。プライベートの人格とかけ離れていても構わない。毎日演じることができるのは楽しいです。本当の女優であり俳優だと思う。
・・・そうなるとゲリー・ボーネルが言っていた「今生の使命は女優です」と言った意味と繋がるのかも(笑)
ちょっと無理矢理な気もするけど自分では納得できる。と言うか「したい」です。だって、絶対変えられない使命を拒否したとは思いたくないもの。きっと解釈の違い、と信じることにしよう(笑)
そして女優と言えば66番のボトルです。奉仕を通して顕れる無条件の愛・・・やはり演じることと奉仕は繋がっていると思う。
誰かの為に何かの役割をすることも奉仕です。妻の役割、母の役割、娘だったり兄弟だったりする家族での自分の役割もあります。
会社では、よき社員であること、上司だったり部下であること。生徒だったり先生だったり地域での役割もあります。
それぞれの場面で本来の自分とは違う面を求められることもある。でも、その役割を演じることで誰かの役に立つのだとしたら・・・やってあげてもいいかもしれない。
それによって本来の自分が変えられたり否定されたりする訳ではないのです。それぞれの場面に応じて役を演じればいいのです。それも楽しんで(笑)
そして自分だけの空間に戻ったら本当の自分に戻ればいい。そうする自由は誰にでもあるからね。自分だけの空間で自分らしくいることを自分に許せば、それは実現します。
そのことに気づけば演じることは難しくないと思う。むしろ演じたくてうずうずするかも(笑)
自分探しの旅の果てに気づいたのは、こういうことだった気がします。そういえば、もう、わたしは自分を探していないことに今気づいた!
だから演じる喜びにはまっているのかも(笑)