Case 2

個人的考察

case-B 不思議な黒い影

Bさんは遠方からの女性。以前2回程お会いしています。とてもスピリチュアルで、日常の中に気づきを感じながら過ごされている方です。

予約の電話の時に、「ぜひ見て欲しい写真がある」とおっしゃっていました。どんな写真なんだろう?と思いながらも、話す口ぶりからただの写真ではないということはわかりました。

当日その写真を見ると、彼女の隣に黒い影が写っていたのです。一瞬息を飲みました。実はその黒い影はつい一週間前に見たばかりだったのです!

友人と2人で出雲に旅行にでかけ、一泊目の夜、ふと目をさますと、隣に寝ている友人の頭の上を黒い影が覆っていたのです。その場では「まさか」と思ったのですが、悪意のある霊という感じでもなかったので、そのまま眠りました。

翌日思い切って本人に伝えると、やはり最近、他の人にも言われたと言うではありませんか。「でも、悪い感じではなかったけど?」と言うと、本人も特に気にはならない様子で、除霊の必要もないと言っていました。

そして同じ黒い影です。Bさんにも同じように「悪い感じはしない」と伝えると、やはり友人と同じ答えでした。

でも、興味はあると言うことで誘導してみると、その黒い影は過去生で縁があった女性の霊であることがわかりました。過去生のBさんを可愛がっていてくれた高貴な女性が、身分違いの恋に命を落とし、同じことがその当時のBさんにも起こっていたのです。

そして、その写真を撮った場所、カメラマンの男性、Bさんの3つの要素が重なり、その女性の霊が現れたのだと理解したのです。

Bさんはカメラを撮ってくれた男性のことを、好みのタイプではないし好きになるとは思わなかったけど、この写真のことが気にかかり連絡を取っているうちに好意を感じるようになってきたと話してくれました。

過去生の体験の中でも何度か彼と出会っていました。でも、色々な事情で深くつきあうことを避けてきた場面を見たのです。その女性からの「今回もこのままでいいの?」というメッセージが込められていました。

あの黒い影は守護霊みたいなものかもしれないと思います。もちろん断言することはできませんが、いわゆる心霊写真のような恐ろしい感じはなく、全く初めて見るものでした。例えるなら、マンガで描く影みたいな真っ黒でくっきりしたものです。

でも、Bさんに会う前に出雲で見ていなかったら、心霊写真だと思ってしまったと思います。

その後、同じものを見たことを友人にも伝え、彼女も驚いていました。そして、やはり偶然はないこと、タイミングというものを改めて感じました。

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