History
前世療法の歴史
今では知名度も高くなった前世療法が最初に知られるようになったのは、ブライアン・ワイス博士の『前世療法』 山川紘矢・亜希子/訳が出てからだと思います。日本で発表されたのが1991年1月ということなので18年前というところでしょうか。
そうなると今年で10周年を迎えるレイライン・プロジェクトは、なかなか先駆けかも?(笑)
ワイス博士について
アメリカで精神科医の彼が、治療で催眠療法を行っている時に、前世まで退行したキャサリンという女性の診療記録がベースになっています。臨床心理士として冷静な分析的な立場からの体験なので心境も複雑だったと思います。
しかし、それを受け入れ活かしていく過程など、神秘的で興味深いものがあり共感できます。彼自身の人生を変えるような様々な出来事があり、本を読んだ感じでは、とても人間的な方だと思いました。
それ以降、全米で大ブームになり各地で講演やセミナーに大活躍されている様です。実際は以前から経験したことはあっても公にできなかった医師達も、認識を新たにすることになったり、賛否両論の波に巻き込まれたり、その後の変化については続編の『前世療法2』でも書かれています。
日本に於いては訳者である山川夫妻によるところが大きいと思います。本の力って大きいですよね♪ その後も次々と翻訳されて紹介されているのは周知の通り。博士のHPを見ると他にもたくさん書かれているみたいです。ワイス博士のHPへのリンク(英語)
日本の前世療法の現状
その後、日本でも各地で前世療法養成セミナーが開かれているので、行う人も増えたと思います。でも、数日間のセミナーを受けた位では、到底ちゃんとしたセラピーを行うことは難しいので、最近になって色々な問題も増えている様です。
特に日本ではセラピストやカウンセラーの認定について、未だに曖昧なので、実は誰でもなれるのです!
かといって医師の資格を持っている者が絶対かと言うとそうでもなく、スピリチュアルに関する世界では人柄が一番かもしれません。相性も絶対ありますしね。ですからご自分の目で確かめて判断を下すしかないと思います。
クチコミはあてになりますが確実ではありません。自分にとって一番いいセラピストは実は自分自身だったりします。ですから、それを引き出してくれる、認めて尊重してくれるセラピストを選ぶのがいいと思います。
偶然は起こらない
そして、もう一つ言えることは基本的に間違ったことは起こらないということです。その時は最悪と思ったり、よくわからなかったとしても、必ず理由はあるのです。
わたしも時々衝動的に本を買って、でも、数ページ読んだり読まなかったりして忘れたままだということがあります。でも、ある時たまたま手にしてみると、その時まさに必要な情報が書かれていたり、また、読み返したことにより意味がやっとわかったり・・・誰でもあることだと思います。
人との出会いも同じような気がしますよね。
前世療法という言葉に惹かれてでもいいと思います。特に悩みがなくても大丈夫。
なんとなく惹かれる・・・それがきっかけだったりします。輪廻転生を信じてなくても起こる時は起こります。それが不思議で面白いところかな。
だから、あまりセラピーっぽくない感じでも受けても大丈夫だし、大きな問題を解決する糸口も見つけられる便利な手法とわたしは捉えています。