Personal memory 2
トレーナーコース
とんとん拍子にトレーナーコースを受けることになった。活用編でなんとなく本来の自分を思い出す実感をつかみ、正しい流れに戻るようなそんな感覚。自分がしたいと思うことをする、直感に従う。ソースの本を読んで7ヶ月、なんだか早い行動のような気もするけど人生が動き出している感覚があったから平気でした。
雑誌に広告を掲載しHPも立ち上げた。やればできるのかも、と思っていました。トレーナーになるとか、ならないとかは関係なかったみたい。こうなったら、とことん体験してみたかったのです。
受講料も高額だったけどなんとか用意できました。今ではセットで受講料に含まれるプログラムも、当時は別途購入しないと受講資格が得られず、しぶしぶでしたがゲット(笑) システムでしなければいけないものは従わなくてはいけない、そういう学びも経験しました。
参加者は、やはりトレーナーコースだけあってパワフルで個性的な人が多かったです。内容はコースを別の視点で理解することと実際自分が運営していけるように指導してもらう感じ。プレゼンテーションのスキルなど主催者として講師としての自分を評価し伸ばしていきます。自分が話している様子をビデオで撮影し全員で意見し合ったり、かなり初心者にはヘビーでキツイ体験でしたがいい勉強になりました。
これが活用編で言われた「わたしにとって為になる」という意味だったと深く理解しました。確かによそでは得難い体験だったと思います。実際に企業などでプレゼンテーションの研修をするとしたら、もっと緊張するし大変だったはずです。でも、ソースの学びの中なので苦ではなく、むしろ楽しめたのだと思う。他の参加者も同じ気持ちだったのかな?和気あいあいとした感じで難題をクリアーしていきました。
自分の事を客観的に見る体験はとても貴重でした。他の人にはどう写っているのか。他の人の動きも冷静に真剣に観察し適切に伝えていく、というのは日常ではあまり経験のないことだと思います。お世辞ではなく本心から相手の事を思い遣り言葉でいいことも悪いことも伝える。それにはクリアーな目で真剣に向き合うしかないのです。
そうお互いにできる関係というのは本当に素晴らしかった。真の友情が生まれた様に思います。同士と言うか仲間と言うか、今はそれぞれ離れているけれど、あの時のメンバーに対しては今でも、そしてこれからも変わらぬ思いでいられる自信があります。
自分に対しても忌憚なく正直に話してくれると信じられる関係。一生に一度でも、そういう信頼関係を築くことができたのは大きな財産だと思います。たとえ敵同士になったとしても、心の底では信頼していると思えるからね。他人を信じられる免疫力がついたのかもしれない(笑)
7月8月と2ヶ月に渡り全部で4日間のコースでしたが充実感はありました。人生における貴重な体験ができ、そして、ちょっぴり表現していける自信もついてきました。一見地味でオーラを消して過ごしていたので普段は目立たない存在でしたが、メンバーには正体を知られることになったので自由に本来の自分のパワーを表すことができました。
そして、表現してもいいこと、力を使っても大丈夫なことを支持してもらい、自分でもやっと向き合うことができたのだと思います。リーダーシップを取ることを目立って損なことだと決めつけていたけれど、やはり本来のわたしは損でもいいから自分らしく生きたいのです。「打たれても、出る杭になれ」をやっと受け入れることにしました。
それぞれに学びがあり、数名はすぐにワークショップの計画を練っていました。受ける前からすでに枠組みを決めていたり、会場を打診中の人もいて驚きましたが、でも、トレーナーの資格を得る為のコースなので当たり前?(笑)
そんな中でわたしは、まだどうするか決めかねていました。「大谷さんならすぐにできるよ!」と励まされ、一緒にスタートを切ることを薦められましたが、まだ決心がつきませんでした。いつかはするかもしれないけど、まだ今ではないと思っていたのです。単に圧倒されていたのもあるし、まだ自分の中で確信が持てなかったのだと思います。