Personal memory 2

シナジー効果が起きる

ワークショップ初日の自己紹介で「この2日間に何を求めているのか?」を話した。効果的に2日間を過ごす為でもあり、自分自身のミッションを明確にする意味もあります。

わたしは「今つきあっている彼とどうするか決める」と宣言しました。周りは驚いた(笑) 本気でもあり、ある種の目立ちたがり精神もあったと思う。その当時はホント、とんでもないことを言うのが好きでしたね。

ミレニアム結婚も悪くないよね、なんて世間体に惑わされていた節もあります。それに、同じ午年の子供が欲しいと思っていたので丁度いいタイミングだと思っていました。でも、どこか納得いかない思いがあったのです。それはたぶんお互い様だったのだと思う。

友情の延長のような関係の二人でした。ワークショップで自分自身について色々気づくことが多く、何かが動き始めていることを感じていました。たぶん、彼もそう感じていたと思う。ソースの本を貸して欲しいと言われ渡した。彼もなにか感じてくれるといいなと思いつつ・・・

あと1年の命のワークをした時、結婚しようとか彼のこととか全然考えてない自分にびっくりしました。1回もわたしの人生の場面に思い浮かぶことはなかったのです。これはどういうことか? 答えは明らかだったけど、まだ直面する勇気はなかった。

それよりも仕事のことばかり考えていました。広告やPRしていく必要性・・・でも、やっぱりどうやっていいのかわからないのです。ただ真剣な思いだけはあり、なんとか糸口が欲しいと願いました。

すると4日後のことです。夕方から美容院に行く予定が、なんだか急に身体がだるくて怠けたい気持ちになり、迷ったけどキャンセルしました。なぜだかわからぬままボーっとしていました。

するとセラピスト仲間から電話がかかって来たのです。彼女は某有名雑誌の広告会社に電話し掲載する話を決めて、ついでにわたしにも声をかけてくれたのでした。そして締め切りが今日までだったのです!

その雑誌は専門誌ですし、そんな簡単に広告を掲載できるとは知りませんでしたが、思いきって電話したらOKだったのです。まだ始めたばかりだと正直に話したのですが大丈夫だったので申し込みました。そんな簡単に・・!

わかってしまえばどうという話でもないのですが、初心者は広告会社に聞いてみる、という簡単な一歩も踏み出せなかったりします。だから勇気ある友人に感謝し、そして家にいた偶然と自分の直感にも感謝しました♪ これがソースの言う「シナジー効果」なのだと確信しました。本気で求める熱意があればそれに気づくこともできる。嬉しかったですね。

それからは忙しかったです。やはり見栄っ張りで形にこだわる性格(笑)が幸い?して広告掲載に向けて張り切りました。屋号も決めてHPもまだ作っていない状態にもかかわらずアドレスを載せて、発売日までに完成させると決めました。

ものすごい集中力だったと思います。HPを作る為に本を読んで猛勉強しました。たまたま彼がパソコンに詳しかったので色々教えてもらいましたが、逆に思ったより頼りにならないことも判明し、やはり自分のことは自分でやらないとダメだと自覚しました(笑)

ワークショップで気づいた意外な発見である小動物の要素も大切にしたいと思いました。きっと何か意味があると感じたのです。だからハムスターを飼い始めました。これも、たまたま彼がハムスターを飼っていたのを見せてもらい可愛いなと思ったのがきっかけです。

ペットショップで出会い、名前をどうしよう?と思いながら帰りの車の中で箱から落ちそうになった瞬間に、「あ、りっちゃんが危ない!」と叫んだのです。なぜその名前がとっさに出たのかわからないけど彼女の名前になりました。ジャンガリアンハムスター、背中のラインが素敵な可愛い子でした(笑)

だんだんと充実した毎日になってきました。ハムスターは癒しのシンボルそのものでした。手の中に納まってしまうくらい小さい命。愛しいと本当に思えました。暖かな感触、柔らかな毛並み、そして愛くるしい動作。見ているだけで幸せな気持ちに包まれました。

自分のことを信じ頼ってくれる存在。そういうものを求めていたのかも、としみじみ思いました。本来であれば子供を持った時に感じる思いかもしれない。やはり人は何か守るべき存在が必要だったり、だからこそガンバれるのかも?ってね。

結婚の話は彼のお母さんにも会い、なんとなく進めていましたが、ある日、うちの母親が弟の様子を見に上京する際に彼と4人で食事をしました。ずるいかもしれないけど母親の目でどう判断されるか確かめたい気持ちもありました。わたし自身も彼を客観的に見たかったのです。

案の定、母の反応はイマイチでした。リストラされて求職中でしたし、いい人そうだけど押しが弱いタイプ。明らかにわたしが引っ張っていく組み合わせでした(笑) 「あなたが本当に好きだったら構わないけど・・・」と言われハッと目が覚めました。そして「本当に好き?」なのか改めて考え始めたのです。

自分でもサイテーだと思ったけど、どこかで「この辺で・・」の思いがあったことは否定できません。それは彼も同じだったような気がします。勢いでこのタイミングと決めていただけなのかもしれない。

もっと真剣にきちんと向き合おうと思い次のコース「ソース・活用編」への参加を決めました。活用編は「理想の仕事、理想のパートナー」を細かくみていくコースです。人生の分岐点に立っている自分を自覚していたので本気で考えようと思いました。自分の為にも相手の為にも・・・ね。

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