Diary
満月の答え 2004. 9.30 THU
何か人生で思いもかけない不幸に見舞われたら、それは真実に気づく為の合図・・・そんなことを再び思い出す事になろうとは・・・
友人と言うか師匠のような方が時々気晴らしに外に連れて行ってくれます。年令も上ですし人生経験も豊富、でも、普通に意見をやり取りできる貴重な男性です。2週間前に事故を起こし車を修理する羽目になった話をされていました。
自損事故なのでよくある話・・・で終わる所でした! しかし、高速を降りて暫くすると白バイのサイレンが・・・そうです。スピード違反で止められたのでした(笑)
またもやツイてない、という感じになったのですが、わたしの中で閃く感覚がありました。続けて起こる不幸は大事な事を知らせる合図なのです。昨年の自分に起こった不幸を思い出した。
4月に起きたひったくり、そして2週間後に起きた修羅場未遂(笑) それに、今やっと告白する未然に防げた大きな悲劇・・・改めて振り返る事にしよう。
ひったくりにあう直前に読んでいた本に書かれていた、「自分の人生の本来の目的に気づく為に、事故や災難に見舞われる事もある」と。いわゆるサイキックワッツ。
その時は「そんなバカな」と思ったけど、その数時間後に被害にあい、頭の中でずっと考え込んでいました。「わたしの人生に、こんな事が起こるはずはない」と信じられない気持ちで一杯だった。そして、すぐに行動を起こすこともなく、同じ日をくり返していました。
2週間後の事を話すのは少し勇気がいるけど、もう1年経ったのでけじめをつけようと思う。ひったくりの少し前、ある人とつき合い始めバラ色の時を過ごしていました。被害にあったけど彼がいたから救われた思いでいました。頼りになる存在でしたし幸せでした♪
でも、2週間後に彼に妻子がいる事が判明したのです! それも、奥さんからメールを送りつけられるという最悪の事態。寝耳に水どころの騒ぎではなく、天国から地獄へ突き落とされたくらいのダメージを受けました。
とりあえずは現状維持で様子を見るという結論になった。わたしだって被害者です。そう簡単に、そうですかとは割り切れない。それに、ダブルのダメージを受けて、どうしていいのかもわからなかったのです。完全に思考が停止し感情も混乱していました。
でも、ずっと本で読んだ文章がひっかかっていて、それに答えを見い出そうと必死でした。自分の人生、今の状況をふり返り、正しく流れていないものはなんなのか、どこに滞りがあるのか、気づくべきポイントはなんなのか・・・
そして答えらしきものを見つけた。わたしは、その当時この仕事だけではなく夜のアルバイトをしていました。本業だけで食べていけるか自信がなくて支障のない範囲でのバイト。
でも、もしかしたら、その「信頼してない」ところが逆に望む現実から遠ざけているのではないかと思うに至りました。
彼は店のお客さん。所詮最初から遊び・・・そして、この先バイトを続ければ同じ事が起こる可能性は無限にある(笑) そう思った瞬間に足を洗う決心をした。発覚したその日が、最後のお勤めになりました。
バイトをやめた事で時間の余裕が生まれ、コースを再受講してセドナにも行きました。もう貯金も全部吐き出してしまおうと(笑) そして、帰国後、彼とは別れました。
行く前から予感はあったけど、生まれ変わったような体験をしたので、本当に過去を清算できたみたい。憑き物が落ちた様に気持ちは終わっていました。
そして、大変だったけど1年経った今は本業だけで大丈夫な自分になれたような気がします。あの時やめていなかったら、まだ中途半端だったかもしれない。背水の陣で向き合った事が良かったのかなと。
そして、後日談というか恐ろしい話。元同僚の友人から電話がかかってきました。わたしも顔見知りのホステスがお客に殺されたというのです! それも、その昔働いた事のあるお店でした。理由は人生に絶望した客に道連れに選ばれたと言うのです!!
まだ若くて人気のある綺麗な子でした。背筋がぞ〜っとしました。そうです、もしかしたら、わたしが被害者になった可能性もゼロではなかったのですから・・・
そして改めてサイキックワッツを思いました。気のせいとはとても思えなかった。わたしは、なんとか生き延びた。2回目の時点で気づけてよかったと。そして年輩の彼にもその事を告げました。その時までバイトをしていた事も言ってなかったと思います(笑)
そして、彼の人生に焦点を当てるよう励ましました。すると、やはり、少し前から気になっている流れを感じていて、でも、それについて行動できていない事に思いを馳せているようでした。
友人としてディスカッションをしながら方向が見えてきました。それは、少し前にも、わたしが気づいた提案と関連していたのです。スピリチュアルな世界のマスターでもあるので、すぐにすべてが理解できたみたいでした。
これを、どう形にしていくのか楽しんでいる様にも見えて安心しました。禅問答のようなやり取りを通して、わたしも多くの気づきがありました。
やはり他人とコミュニケーションをとるのは素晴らしい。性別も年代も違うので、全く違うとらえ方、でも共感できる。すごく刺激に満ちた時間でした。
そして、ふと空を眺めると雲の間から夕日が射し込んでいる。神々しいまでの美しいヴィジョンに涙が出そうになった(笑)
そして、祝福されているような気分になった。改めて過去の出来事にも光が当ったような気がした。そして、美しい満月へと・・・
こういうことだったのか、と思った。単なる不幸が重なった時、ツイてないととらえるか気づきの合図ととらえるか、結果は大きく違ってくる。
この世に起きる事に偶然はないと言うスピリチュアルな考えを受け入れるのなら、やはり単なる偶然とは思わず生かしてみるきっかけにしてもいいかもしれない。そんなことを改めて教えられたような一日でした☆