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無駄は楽しい♪             2004. 9.27 MON

最近何度かくり返し思うことがある。みんな無駄が嫌いなのかな〜と。もちろん無駄なことはしたくないし効率を求める気持ちはわかる。でも、人生の楽しい部分は実は一見無駄だと思える行為から生まれているのかも?(笑)

「自分のやりたいことがわからない」「好きな事が何か知りたい」とよく聞きます。本人は真剣に悩んでいるのです。でも、よ〜く話を聞いてみると興味のある事は何かはわかっています。

「でも、本当にやりたいことなのか、やるべきことなのか自信がない」のです。「本当に」「〜べき」ってどういうことだろう?

そして「自信がない」とは?

例えば趣味のこと。趣味が仕事に結びつくかわからない、結びつくとは思えないからやらない。そんなに才能がないから始められない。でも本当にそうなのかな??? そんなこと誰にもわからないよね。

でも、保証のないものに挑戦するのを恐れてしまう。たぶん、昔から子供の頃から親や教師から言われたからかもしれない。または、出来の良い友人がするのと比べて自分は無理だとあきらめてしまったのかも。

今の仕事が自分に合わない、でも、やりたい仕事はスキルがないから無理とか、経済的にリスクは犯せないから現状維持で仕方がないとかね。

なんで、やってもみないうちからあきらめてしまうのだろう? または、一度や二度失敗したからと言ってやめてしまうのか・・・

こわい気持ちもわかる、保証を求める気持ちも。でも、それはやってみないと乗り越えられないのだと思う。完璧に保証されたものなんて、たぶんつまらないものだから心は動かないだろうし、挑戦ややりがいは激減すると思う。

そんなものだったら、あえて欲しいとは思わないだろう。魅力的だけど簡単には手に入らないから余計興味があるのかもしれない(笑)

そんなことを考えつつ、衝動買いをした。電子ピアノを通販で購入(笑)

「本格的なグランドピアノの鍵盤を再現したリアルな弾き心地と音色♪」みたいなキャッチフレーズに即買い(笑) ほとんど何も考えず自分でも驚いた。

正直申し込んでから少し後悔もした。ちゃんと使いこなせるのか、宝の持ち腐れにならないか。ピアノは一度も習った事はないし、音楽を演奏するのもウン十年振り。三日坊主が関の山?

しかし弾いてみると素晴らしい音色。ピアノ独特のたたいて弾くような感触も好みです。そして、昔、子供の頃演奏した楽曲のフレーズもなんとか憶えていたことにも感動した!

三つ子の魂百までも、じゃないけど身体はちゃんと憶えているのかもしれない。もちろん、全然曲として弾ける訳ではないので他人に聴かせるレベルになるには相当の練習が必要(笑)

でも、自分が楽しむだけなら充分だと思いました♪

即興ででたらめに鍵盤をたたいているだけでもメロディーは奏でられるし、作曲している気分になってオリジナルのイメージだとも思えてきます。

なんだか映画やドラマのBGMを作っているような感じ(笑) そのくらい癒される感覚がありました。

これを「さあ、練習してコンサートを開こう」とか「作曲家デビューしよう」とかまで考えると負担になるし、才能うんぬんが関係してきて長続きしないと思う(笑)

でも、自分が楽しむために適当でいいと思えば案外長く続けられて、気がついたら友人に聴かせるレベルくらいになるかもしれない♪

そう思ったら、ずっと気になっていた疑問に対する答えが少しだけ見えてきた。今までのわたしは、やはり同じように効率を求める気持ちが強かったと思う。

やはり、やるからには無駄にはしたくないし、それなりに成果を上げるというか「元を取る」意識があったと思う。

だから最初から無理そうなものには手を出してこなかった。後悔したくないと思っていたように思う。

でも、やらなくて後悔しなかった事もない訳ではないことに気づいた。一見無理そうな事は「いいな」と思っても「無駄かもしれないから」あきらめた。もちろん、その時やらなかったことは、やらなくてよかったことだと今でも思う。

そう思えるものは、それでいい。でも、今でも心に思うものは、やっぱり試してみてもいいかもしれない。

その一つが、わたしにはピアノでした。幼稚園の頃、その当時の流行りでオルガン教室に通っていました。実家のある浜松市はカワイやヤマハなど有名楽器メーカーがある関係上、子供の情操教育の一環で幼稚園内で開催されていたのです。

しかし、そんなに熱心ではなかったので、よく眠っていました(笑)

両手で弾く事が当時のわたしには至難の技だったので嫌でした。なので小学生に上がる頃、数名はピアノやエレクトーンの教室に移ったのですが、わたしは進みませんでした。月謝の無駄使いでしたからね〜

でも、高学年になった時、器楽部に入りました。その頃は自分の意志で音楽と再会したので、やる気満々でしたが、当然ピアノなどは続けていた子が担当し、わたしは大太鼓をはじめとした打楽器専門になったのを不服に思っていました(笑)

でも、みんなで演奏する楽しさに、いつしか虜になり夢中になっていました。

今思うと、太鼓も結構かっこよかったし響きは素敵だったと思う。なにより演奏すること、音のハーモニー、独特の空間はやっぱり気持ちよかった♪

そして数カ月前から音に惹かれていた意味がやっとわかりました。サウンドレゾナンスのコースに今月末から参加するのかと思っていたけど違ったみたい。近づいてくると、どうにも気が乗らないので不思議に思っていた。

参加費は用意していたので、そのお金でピアノを衝動買い!というストーリーだったのかもしれない(笑) まさか今さらピアノを始めるなんて思いもしない展開で本当に驚いています♪

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