Diary
トラブルの意味を知る 2005.11. 3 THU
ここのところ続けて電化製品の調子が悪い。どちらも昨年購入したので寿命とは思えず、寿命というよりトラブルかな。
プリンターはインクが目詰まりして使用不能になりました。もともと某社のものは詰まりやすいと聞いてはいたのですが、まさか自分のもなるとは思っていませんでした。
そして加湿器もフィルター詰まりなのか水もれがすごくて使用できなくなったのです。こちらも口コミで危険だという噂が当時から少し出ていました。
そうなると、もしかしたら、わかっていて購入に踏み切ったというオチなのかも?(笑)
「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信を確認するためでは決してないつもりです。どちらもデザインも性能も気に入っていたので、口コミで多少評判が悪かろうと気にせず自己判断で決めました。
だって、いくら評判がよくても自分が気に入らなければ話になりません。昔から変にへそ曲がりなたちなのでダメと言われる方が燃えるのかもしれません(笑)
確かに映画にしても前評判がものすごく良かったり、多くの人に支持されているものには興味はわきにくいのです。自分だけがみつけた、とか気に入ったものが後々評判が上がるのは嬉しいです。
たぶんあまのじゃくなのだと思う。大衆受けするものに抵抗があるので、どんなに良いと言われても宮崎作品を見ることはありません。スピルバーグの多くの作品にしてもそう。自分でも頑固だと思います(笑)
まあ少し考えてみるだけでも充分今回のパターンに陥った理由がわかってきます。元々自分の感覚を信じて突っ走る傾向があるので時にはこんなこともある訳です。
もちろん、ほとんどの場合は自分の道を貫いて問題なくクリアーすることができています。だからくり返すし後悔も少ないんだけどね。
今回は2つ重なったから色々意味を考える機会なのかなと思う。偶然はないので意味が絶対あるはずだからね。単なる機械の故障といえども大切な学びが隠れている。それは何だろう?
まずプリンターについては、新しいのを買い換えるチャンスだと受け止めました。一番最初から使っているものは未だ現役なので、やはり信頼に足るメーカーだと判断し最新の機種にすればいいのです。
昨年のはお試しで他社に浮気したけれど、やはり違うということを知ることができた。相性はやっぱりあると思うので問題はないです。むしろ被害は最小限に済んだと思う。もちろん修理を依頼すれば簡単に直るかもしれないけど、そんな気は全く起きず(笑)
やはり、それなりに納得した価格の良い物を手に入れないと大切にしないということですね。お手ごろ価格で買ったは良いけど使い勝手もイマイチで感動は少なかった気がします。
修理代や手間を考えると新しい物を買った方が安いかも?というレベルの物ではダメだとわかりました。すると一番高性能のプリンターという結論になります。
2倍の料金差を高いと見るか納得するか、、、でも数年前に比べると格段に安いから決まりでしょう(笑)
加湿器は正直すごく困りました。仕事柄空調には気を配る必要もあり、風邪をひいたり声の調子が悪くなる訳にはいきません。
昨年購入した商品は、とても気に入っていたのです。悪い噂はありましたが昨年は問題なく使用することができ、自分でもラッキーだと思っていました。
しかし今年に入り久しぶりに運転を再開したら水漏れしてフローリングが大変なことに! これが皆が言っていた状態なのか、と改めて気づき、でも諦めたくなくて自分なりに点検したり工夫したりしましたが全然ダメでした。
手の施しようがないとはこのことだと思うばかり。かなり高いお金を払って購入したので悔しくてたまりませんでした(笑)
何度か試し、さすがに諦めることにしました。そして再確認するために口コミ掲示板(価格ドットコム)をチェック。すると、どうやらメーカー回収という扱いになっていたのです!
コレを知ったときは本当に嬉しかったです(笑) 廃棄処分をするにしてもお金はかかると思っていたのに返金してくれると言うのですからね。書き込みをしてくれた人に大感謝です。
そしてメーカーのHPを確認し問い合わせをしました。ここは車のリコールでも有名な会社の系列だったせいか対応は完璧でした(笑)
来年度に新製品をリニューアルして研究中ということで1年待てば最新式を届けてくれるという方法も選べたのですが、さすがに断りました。でも、思わず「がんばってください」と励ましたくなるくらい応援したい気持ちになりました。
苦情係というと大変だしストレスもたまる仕事だと思うけど、対応いかんによっては信頼を増す機会にもなります。前々からそのことは知っていたけど今回お客さんの立場になることで本当に理解することができました。
返品を申し出る訳だから少し構えて電話をしたけれど、気持ちよく応対されたことで安心して和やかに話し合うことができたのです。このことは見習う必要がある、と教えられた感じです。
そして会社に対する信頼も実は失ってはいないのです。たぶん嫌な感じの対応をされたら2度と、、、と思ったかもしれないけど、来年の発表が楽しみな気持ちに変わっています。
もし好みのデザインだったら買っても良いかなと思っているなんて電話する前には思いもしませんでした(笑)
わたしは今回のことで、すごく幸せな気持ちになることができた。だから、やはり故障もトラブルも善しだと思います。どちらのケースも運が悪かったとは思えず、逆にいい経験になったと思う。生かすも殺すも自分次第ということでしょうか?(笑)
わたしは仕事柄様々な方とお会いする機会がありますが、時としていつもは有効な対応が功をそうさず逆効果になることもあります。上手く切り替えられなかったことを悔やむ気持ちにもなりますが時すでに遅し・・・
でも自分なりにベストを尽くしたことも事実なので、次のチャンスが与えられたらリベンジしよう、足りないものを教えてくれたのだと感謝とともに手放そうと思いました。そのことを今回のことで知ることができました。
プラスアルファとして見直すきっかけになったこともあります。 パソコン環境が未だ旧式から抜け出せないことや、面倒な手間をかけて効率の悪いことをしていることがトラブルにより露呈する羽目になり、改めて色々検討している最中です。
それなりに面倒でもやれている時は同じパターンをくり返しがちです。たとえベストではないとわかっていても、こうすればベストに近づくとわかっていても手を出さないこととか沢山あるしね。
だけどトラブルが起きると従来のやり方では支障が出てきます。そのことに改めて気づくきっかけになったりします。だから、実はトラブルは大切な合図なのです。
くれぐれも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」にならないように、今回のことをしっかりと受け止めて改善に努めたいと思います。乞うご期待(笑)