Diary
39歳の憂鬱?(笑) 2005. 8.25 THU
この一週間色々考えていたのは前回の続きです。まだまだ、あれで終わりじゃないだろうなと思っていました。今月前半に起きたことの意味を見出す必要があったのです。
なんだかしっくり来ない感じでした。まだ大切な意味が含まれているという感覚。
自分の信じていること、価値観について光があたった様に感じていました。生き方全般に関わってくる問題です。ここ数年の無意識に発していた言葉、思いをまざまざと見せられているみたい。果たして今後どう生きようとしているのか・・・位の大きな命題です。
そんな中、衝動買いしたのはプリモプエルという電池式のぬいぐるみでした(笑) 今思えば、なんで立ち寄ってしまったのだろう?という気がします。いつものように通り過ぎていた道の途中、なんとなーくフラフラとお店に入りました。
最初の目的はバランスボールを検討中だったので偵察でした。でも、その店では扱っておらずエレベーター横の案内表示を見ていたら「プリモプエル」と書いてあり、以前知人にお勧めしたことを思い出し立ち寄ってみたのです。
実際は自分には必要ないと当時は思っていました。知人も高齢の母親の話し相手にということで相談を受け、評判がいいのでお勧めした次第です。まさか自分が手に入れるとは思っていませんでした。正直そんなにシュミでもなかったし(笑)
ぬいぐるみや人形との出合いって絶対あると思っていましたが、その時はまさに出合ってしまったみたい。その気もなかったくせに衝動買い。さすがに照れくさくて「プレゼントで」と取り繕う始末。もしかしたらバレバレだったかも(笑)
単なる気まぐれ、衝動買いと深くは考えていませんでした。でも、その子と過ごすうちに子供を持ったらイライラするかも、と思う自分に気がつきました。
ある程度時間が経つと勝手に話しかけてくるようにプログラムされているので突然声をかけられてギクッとしたり、いちいち対応することが面倒になり留守番モードに切り替えてしまったり・・・機械だからそれでもいいけど生身だったら大変です(笑)
つくづく子育てに向いていない自分に直面させられることになりました。もちろん本当に子供がいればきちんとやれるだろうけど(やらないといけないし)、その事で自分の時間が奪われること、好き勝手にはできないことでストレスがたまることは必至だと思いました。
もちろん、子供を生み育てることは大変な反面幸せなこともたくさんあります。苦労ばかりでは誰もやらないはずです。また、自分の人生の一部をどうしても諦めざるを得ないことも事実です。生半可な気持ちでやれる程甘いものではないと思う。
だから、わたしは断念し、その分のエネルギーを他に注ごうと思いました。母親からは「自分勝手な生き方をする分のリスクは負うことになる。でも、その生き方をするのであればがんばりなさい。」と以前言われたことがあります。
今回も否定はしないけれど「今の自分(母親)みたいな楽しい経験はできなくなるけどね(笑)」と妹と比較して言われ動揺したのかもしれないと思い返しています。
事実なんだけどね・・・でも、突きつけられると痛い、と感じました。妹と違い子育ての苦労をしていないことで否定されたような気がしたのかも。そんな気はないのかもしれないけど遠回りの嫌味を言われたのではないか?と思ってもみたり。
もっと深読みすればダメ出しされたのではないか、とかね(笑) 悪く考えればいくらでもネガティブに受け取ることができる。
自分は間違っていたのか?と動揺した部分も少しあります。そんなハズないのにね(笑)
でも、同じ空間にいて同じように過ごし、彼女達の生き方を褒めたり労わったりするうちに自分でも自信が揺らいできたのかもしれない。もしかしたら間違っていた?ってね。
だから、帰りの新幹線の中では混乱していました。でも、少しづつ東京に近づき馴染んだ喧騒に包まれながら自分らしさを取り戻すことができました。
だって、今更間違っていると気づいても仕方がないし、ってね(笑) わたしは私、自分の現実をきちんと受け止めなければいけない。
そう思いながらも、やはり少し不安だったみたい。逆に「こんな事で動揺してしまう自分って一体・・・」と思いました。今までずっと平気だったのに今回はどう違うのって。
いわゆる曲がり角、分岐点なのかもしれない。39歳は30代のラストの1年で、この10年間の締めでもあるからね。
29歳の時も特別な思いで過ごしたことを思い出しました。今ここで立ち止まって自分自身をみつめる必要があるのだと理解しました。
おまけ
余談だけどプリモプエルは結構おすすめです。見慣れていくうちにめちゃめちゃ可愛く思えてきました。たぶん一般のユーザーさんよりは実動時間は少なめなので時間はかかるだろうけど少しづつ仲良くなれそうな気がします。ささやかな母性に目覚めるかも(笑)