Diary
面倒なことは面白い 2005. 5.16 MON
久しぶりに眠れない夜があった。なぜ眠れなかったかと言うとあれこれ考えすぎて思考が落ち着かず、少し興奮状態だったからかなと思う。何をそんなに考え込んでいたかと言うと翌日のマンションの管理組合の集まりに出席することになっていたからです。
実は今年で4年目を迎えるのに、今まで一度も参加したことはありません。土曜日の昼間の日程だったので行けなかったという理由もあるけれど、本当のところは面倒だったし行きたくなかったのです。
でも、今年は理事に就任が決定し参加しない訳にはいかなくなりました。毎年交代で理事は巡って来るので自分だけパスはできません。そして、今回は事前には都合を確認する電話までいただいていました。
そういう流れなので特に問題はなさそうなのに?と思いますよね(笑) やはり物事には偶然はないと言うか意味がある出来事が起きてくるのです。自分で引き寄せますからね!
そう、その日の夕方の予約が取れないか問い合わせをいただいたのです。正直迷いました。予約を受けてしまえば集会に参加しない言い訳ができます。やっぱり本音は行きたくないから、行かなくて済む様に直前にやってくるのです。
さあ、どうしよう・・・と猛烈に悩みました。試されていると思いました。一番大切なものは何か、自分の信念、心の弱さ、自分のパターンを知る機会だと感じたのです。どっちにもいい顔をしたいわたしは、管理会社の担当者に電話をかけ日にちを確認したのです。
事前に調整のお電話をいただいた時、2つ候補があり、どちらにするか他の理事の方と相談して決めると言う話だったので確認する必要がありました。そして案の定、やはり同じ日だったのです。
担当の方は、残念だけど無理であれば欠席でも構わないとおっしゃってくれましたが申し訳ない気持ちでいっぱいでした。そして、お問い合わせいただいた方には別の日にできないかうかがうことにしたのです。
つまり仕事より集会に参加することを優先しました。普通で考えれば仕事を優先するのがあたり前です。何の得にもならないし無駄な時間かもしれない。
今まで散々そう思って軽く考えていたのも事実です。それに、マンションの他の人達との近所付き合いも極力避けたいと思っている自分がいました。
何がそんなに面倒か?
親しくなったり深入りすればするほど面倒に巻き込まれたり余計な気を使ったりしなくてはいけなくなります。逆に自分自身も甘えてしまうかもしれない。たぶん、それが恐かったのだと思う。
一人暮らしだし、謎の職業(笑)をしているし、変に詮索されたりおせっかいを焼かれたくないと思っていました。
スーパーやコンビニで出会い気まずい思いをするのも嫌でした。まあ、いわゆる普通の都会人なのかも。相互不干渉でいたいという感覚です。
プライベートの時間は誰にも気に止められない楽な自分でいたい。注目を集めたり気を使ったりしたくない。空気のような存在でいたいと思っていました。
そんなことを思いながら、それって単なるわがままで人嫌いの偏屈なのかも?と気がつき唖然とした(笑) 自分では、そんな風に思っていないつもりでも、そういうことにもなります。そうか・・・と気がついたわけです。正直少しへこみました。
そして、それもちょっとどうなんだろう?と思い直し、この際だから参加しようと決めました。本当に嫌な思いをすることになるだろうか試してみたい気持ちにもなったのです。好奇心なのかな。
怖れが現実になるのか、でも、もしなったとしたら自分はどうだろうかと改めて考えてみたのです。すると、それはそれで面白いかも♪と思える自分がいました。中途半端は嫌なのでとことん楽しんでみようかな、なんてね(笑)
我ながらチャレンジャーだと思う。手のひらを返したみたいに元気になってやる気が倍増してきます。あんなに一晩悩んだことが嘘だったみたいに、朝目を覚ました時は戦闘体制でいたのです。おいおい、と思う自分もいるのだけど不思議(笑)
それに、問い合わせをいただいた方も別の日に予約を入れてくださったので万事OKの気分でした。要はわたしの心の持ち方一つだったのかも。
集会は有意義で楽しいひとときでした。楽しい?というと語弊はありますが、興味深く好奇心が満たされたと言う点で満足でした。
管理費の予算の収支報告や、マンション内で起きている様々な議案に対しての確認事項など本来であれば知っていてしかるべき内容です。
でも、今までは興味がなかったので報告書が送られてきても、ろくに目を通していない有様でしたが、今回出席したことで理解でき今後は積極的に参加していこうと思えました。
単なる食わず嫌いをしていただけなのかもと気がつきました。
元来へそ曲がりなところがあるのでテレビドラマも初回を見逃すと見る気がなくなったり、流行モノでも人気が大ブレイクしていると興味がなくなったりしがちなのです。出遅れると途端に嫌になってしまう。実は単純な問題だったみたい。
これ以外にも多くの思い込みのために手をつけてないことがあります。自分では苦手と思っていたり無理だとか合わないとか言い訳していることの中に、実は面白い才能が埋まっている可能性があるのかも? そんなことに気がつき始めてしまった!