Diary
旅への期待と決意 2005. 4.25 MON
いよいよ旅行に出かけます!
まだ1日あるけど明日は早く眠るつもりなので日記は今日にします。なにせ集合時間は午前8時。6時半には家を出る計算になるので早寝は必須。でも、興奮して眠れないまま出発しそうです(笑)
あれこれ準備をしながら、ここまでの自分を整理していきます。意外と忘れていたことを思い出し焦って探したりあわただしかったりしますが、やはりウキウキしていますね。その反面妙に冷静になってみたり・・・まあ、誰でも同じような心境になるのかも。
今年は海外旅行に出かける人も多いらしい。ここのところ控えていた人も多いだろうから一気に盛り上がっているのかな。
本来であれば一番混むこの時期には移動したくなかったけどオーラソーマがらみの参加で日程も決まっていたので仕方ない。連休のレジャーを久々に味わって現実を知れってことかと思っています(笑)
こんな機会がなければ一生連休に海外旅行なんてしなかっただろうし、何事も経験だよね。まあ、そう言いながらも喜んでいます。贅沢することを許す感じ(笑)
シャーリー・マクレーンの「カミーノ」を昨夜読み終わりました。もう10年も前に旅した体験を書かれていて、でも出版されたのは2000年なのです。(日本では翌年)
シャーリーの本「アウト・オン・ア・リム」を読んだのが10年前位だから、その頃に本当は彼女がサンチャゴを歩いたのだと思うと変な感じがします。ちなみに「アウト・・・」はその8年前に書かれています。
やはりタイムラグがあってあたり前なのかもしれないけど、逆に妙にタイムリーな気がしてドキドキしました(笑)
内容はかなり衝撃的で、やはり最近になって出版されたのもうなずける感じ。10年前には早かったような気がしました。もちろん、わたしにしても今だからこそ理解できたのかなと思う。
この10年の世の中の変化は驚くばかりです。もちろん、いい意味でですよ(笑)
10年前だったら、まだ、スピリチュアルな世界は誤解も偏見も多かったし、わたし自身も半信半疑でびびっていました。まさか、本当に自分がこっち方面の仕事をするとは思ってもいなかったし今の自分の姿も想像できなかった位です。
好奇心もあったし惹かれてはいたけど本職にできるとは思っていませんでした。何か生まれつきの能力があったり特殊な人でないと無理だと思っていました。
だから、神秘的なことに憧れる気持ちはあっても違う世界のことだと距離を持って見ていました。能力者の方についても、すごいな〜と思うと共に、やはりどこかで怖れていたり差別していたように思う。
だから、なかなか本当のところはわからないまま中途半端でいたのかもしれない。気をつけなければ、用心しなければと思いガードしていたみたい。
その間、色々なことがあった。怖れが現実になったりショックを受けることもあったけど、でも、気がついたら続けていた。
半信半疑のまま、今できることを、今信じられる感覚だけを信じて、自分の直感の赴くまま、やりたいことだけやってきたと思う。失敗したっていいじゃない?と開き直っていた部分もあります(笑) だって、やっぱり好きだったからね。
完全に離れたりあきらめることはできなかったのです。遠回りをしたり脱線することはあっても、自分を知りたいという気持ちと、本当のことを知りたいという思いは止められなかった。追求していこうと無意識で決めていた。
10年前に比べたら格段に進歩したと思う。社会も変化したかもしれないけど、結局は自分が変化したから受け入れられるような現実になっていったのではないかと思う。もしかしたら、社会はあのまま変わらない可能性もあったかもしれない。
でも、自分にとっていい人生を作り上げるために現実を自分で変えたとしてもおかしくない気がする。
だって、毎日この国のどこかの場所では、耐えられないような現実に苦しみ絶望し犯罪に手を染めたり、死を選ぶしかない心境になっている人もたくさんいるのです。彼らの現実と自分の現実が同じ空間で起きているとは思えない。
どうして、こんなに違うのか?
たぶん、彼らは現実を自分の力で作り変えられることを知らなかったり信じられないのだと思う。わたしだって以前はそう思い悩んだ時期もある。
ブラックホールに飲み込まれたような、どうにもできない無力感に苛まれ、自分の力を信じられなかったり、環境に依存しているような気分になったこともある。
死にたいというより、死んで終わりにしたいとリセット願望にとり憑かれた時期もあった。うつ状態になると本当に辛く毎日戦っていたように思います。 でも、それがきっかけでスピリチュアルな世界への興味に繋がった。
答えを求めて本を読み漁っているうちにたどり着いたのです。その時はどうでもよかった(笑) ある意味現実逃避ができたので楽になったのかもしれない。
今になれば全体像がわかってくる。あの時苦しんだから、悩んだから、よかったってこともね。必要な経験だったと思うことができる。そして、やっぱり立ち直れた自分を善しと思える自分が素敵かなと(笑)
決してかっこよくここまで来れた訳でもなく、みんなにお奨めできる生き方でもなかったけど、自分としてはOKだったと思うのです。それなりに面白かったし波乱万丈に憧れる身としては充分すぎる気がします。
小学生の頃から波乱万丈の人生というものに憧れていました。人とは違う生き方をしたい、誰にもまねできないような自分だけの人生を歩きたいと願っていました。
きっと一つ前の前世は平凡で退屈な人生だったのかも?(笑) その位、平凡というものを毛嫌いしていた子供でした。
今思えば平凡ではなかったけれど、ちょっと無茶しすぎ?と思う場面も多々あります。もう少し利口に振舞ってもよかったのに、と思うくらい無謀だったり要領は悪かったけど、でも、その分楽しめたのかなと思う。
普通こんなバカしないでしょ?というような選択もいっぱいしてるからね,(笑) ある意味裏の裏を見たかったのかもしれないと思います。
まあ、こんな風に振り返っているのも旅のエネルギーのなせる業かなと思う。今、こうして考えていることに、もっと光があたって明晰な気づきが得られるような気がします。
自分自身について、もっとオープンに感じていくような、それを許せるようになるように、サポートされるような感じ。
ある意味、自分を深く知ることがすべての人を知ることと繋がり、それがよい貢献であるような感覚。汝自身を知れって言うしね。ミクロコスモスとマクロコスモスにしても同じ。まず、自分からだと思う。
他人には他人の自由意志があるから、変えられるのは自分しかない。自分が変われば世界が変わる。自分が本当に望んでいる世界はどんなものか、改めて考える機会なのかもしれない。
サンチャゴの道を歩きながら、わたしは、それをつかむのかも?
とりあえず行ってきます。神のご加護がありますように☆