Diary
花のいのちは短くて 2005. 4.21 THU
気がつけば4月も下旬になりました。お花見したのも大昔のような気分。でも、まだほんの2週間くらい前なんだけどね。今年はちょうど見頃の時期に上野公園に行きました。お目当ては国立博物館の「ベルリンの至宝展」です。
数年ぶりのカメラ熱もありベストショットを狙うべく張り切って行きました。結果はイマイチ(笑) なかなか桜って難しいかも。
マクロで撮る分にはまあまあだけど、全体を撮るとボケボケになってしまう。桜なのかなんなのかわからない感じ。わたしだけの腕の問題かと思ったけど、ネットで検索しても五十歩百歩。いいカメラをお持ちの方の写真もイマイチな感じ。
さすがにプロが撮る写真は綺麗だけど素人では限界なのかなと思った。まあ、そのくらい奥が深い特別な花なのかもしれない。
一週間後リベンジで挑むも、時すでに遅し、葉桜になっていました。常識で考えたらあたりまえと言われそうだけど、一週間で全然変わってしまったことに正直ショックを受けました。
跡形もなく散ってしまった花に、はかなさを感じました。でも、考えてみれば花の命は短いんだよね。
今うちのベランダのチューリップは見頃で可愛いさかりだけど間もなく散ってしまう。その前はアネモネがカラフルな色の共演で長く楽しませてくれたけど今は終焉です。まあ順番に咲いてくれているので贅沢ですよね(笑)
今日のチューリップと先月のアネモネ
こうして載せてみると、なかなかいい感じ♪ これからは少しづつ写真も載せていこうかな。ちなみにアネモネは、まだ少しだけ残っています。ホントに長持ちで嬉しいです(笑)
でも、やっぱりベランダで育てた花は愛着もひとしお。今年でガーデニング歴3年になるけど、やっぱり花を育てるのは楽しいです。そんなにマメじゃなくても、春になれば思い出したように咲き出してくれるので生命力を感じるし、やっぱりすごいよね!って感動できます。
ただ心配なのは来週からの事。旅行に行くので見捨ててしまうことになる。まあ、チューリップは終わってくれると思うので大丈夫だと思うけど、まだ幾つかの花が残っているのです。
でも、どうすることもできないから仕方ないのかも。いつ咲くのかわからない謎の花多数(笑) 自分で植えた責任は?と思うけど初めての花はよくわからない。
元気に葉っぱは育っているけど何の花だったか憶えていない。時々雨が降ることを祈って運命に任せよう。案外結構大丈夫かもしれない。帰国後無事に咲いている可能性に賭けようと思う。
まあ、でも、直前になって心配だったら誰かに頼むなり対処するかもしれない。幸い横浜に弟が住んでいるので彼にヘルプしようかな(笑)
海外に行くとなると色々と身辺整理やいざという時の事も考えることになるよね。心配性ではないタイプなのに、旅行の時だけは真剣にあれこれ思うのが不思議。万が一の事を考え誰かに後の事を頼んだりする。
遺言って訳ではないけど、感情的になにかしこりが残っている人がいれば、なぜだか一言コンタクトを取るんだよね(笑)
仲直りしようとか誤解を解きたいという思いからなのかも。思い残すことがないように、気がつけば行動している。だから、たぶん相手はびっくりするし、何で?と思うだろうけどね(笑)
でも、そうやって一つ一つクリアーにできているから自分的には満足かも。
それに、いいも悪いも区切りを付けていたりします。2年前のセドナに旅立つ時、当時付き合っていた彼との関係を帰国後には精算しました。すでに旅行準備の期間中に、自分の中では終わることを知っていたのです。でも、彼には言えなかったけどね(笑)
確信があった訳でもないし嘘でもないけど心の中では区切りになるなって思っていました。
まあ不倫だったので身を引くしかなかったんだけどね。旅行中に完全にクリアーになって、次の段階に進む流れに自然に乗れたみたい。当然帰国後はケンカになりました(笑)
でも良かったのだと思う。こうする事が結果的には一番の選択なのです。女性がけじめを着けないと終われないものだったりします。
今回はめずらしく特に思い残す相手はいないみたい。友人関係もクリアーになっている。あるとすれば仕事関係くらいかな。帰国後の予約をいただいているクライアントさんには、必ずHPの更新を確認していただくようにお願いしています。
何が起こるかわからないからね、と物騒な話も起こりうる可能性も否定できないので、それだけが気がかりなのです。心配性?って笑われたり呆れられるかもしれないけど、よろしくお願いします(笑)
だいたい2〜3年に1回くらいは海外に行っている計算になるけど、やっぱり毎回同じように過去を精算して死ぬ時の事を考えて旅立っています。変な予感があるとか悲観主義では全然ないけど、ある意味楽しんで人生の区切りにしているみたい。
でも、そのおかけで自分にとって大事なことは何か、やり残していることは何なのか考えることができます。いらない物を捨てたり優先順位を意識することができたり役に立っているのかな。
でも、数日前から掃除をしたり整理整頓している割には、直前の荷造りでごちゃごちゃになり、やっぱり帰ってこないとまずいよな〜と思いながら家を出ることになっています(笑)
まあ、たぶん無事で帰ってくるとは思う。でも、明らかに別人として帰ってくるような感じ。旅は人を成長させるって言うよね。どんなに短い旅であっても、全く同じ自分のはずはないと思う。それに、一見同じように見える日々の自分だって昨日と同じとは限らない。
「変化していくこと、それが唯一不変のものである」という教えが浮かんでくる。やっぱりそうだよね。日常では感じにくいけど旅をして時間と空間を移動することにより明らかになる。
そもそも、わたしは時差というものが不思議なのです。どんな理由があろうとも、一時的に別の空間へワープする感じなんじゃないかと思う。その瞬間、生まれ変わるような感覚。
セラピーでは時間の観念がなく、どのような空間へも移動できる。時差を超える時は、この三次元の肉体と共に移動しているのかなと思っています。
だって、日付変更線を越えました、さあ、時計を直しましょう!って、なんか変(笑)
みんなが、そのルールに従って信じることに決めているだけで、実際の体内時間は以前の感覚のままだと思う。そのうち慣れるけど、その間に歪められ修正された実測時間は消えたり増えたりしていることになる。
往復であればプラスマイナスゼロになるけど、定住した人は永久に変わらないのでは・・・? そんなことを考えつつ旅の支度をしています。