Diary
手放すことも愛 2014. 2.18 WED
愛の定義はとても深い。本当の愛とは何か?・・・それを知るために私たちは旅を続けているようにも思う。人生という名の旅を、、、
若い頃の愛はシンプルでわかりやすい。ただ側にいるだけで幸せだったり他愛のないやり取りの中にときめきを感じたりできる。
疑ったり嫉妬に苦しむこともやはり愛の一部だと思う。身を焦がすような情熱を感じられるのも若さゆえのことの気がする。
多くの場合は結婚を機に別の段階に移っていく。日常の中で感じる穏やかな愛。そこには若き日の情熱もときめきもなくなっていく。でも、それと引き換えに安定した確かな時間がある。
もちろん、そうなるためにはいくつかの山を越え、お互い信頼関係を築く必要がある。時には信頼を揺るがすような事態に陥る場合もある。でも、それは山を越えるための試練だったりすることもあり複雑なのです。
〔愛は、時には愛に見えないものを現す〕
つまり一見すると愛には見えない出来事が大いなる愛の技だったりするということです。
試されるということかな?と受け取った時期もありますが、もっと深いものかも!と最近は感じています。
ちょうどタイミング良く『ブリーダ』という本を読みました。大好きな『アルケミスト』の著者であるパウロ・コエーリョの初期の作品です。
魔女になることを望むブリーダという女子大生が2人の師と出会って本物の魔女になっていく物語です。太陽の伝説に月の伝説、過去世、魂の分身・・・と、スピリチュアルなことが好きな人にはとても興味深い内容で一気に読み進めました。
以前の自分であれば完全に主人公側の視点しか持てなかったのですが、今回は全ての登場人物の視点が持てたことが興味深かったです。
もう探求者でなくなったのかも?とふと思う瞬間があり、でも、確かに同意している自分がいたのです。
スピリチュアルと現実を結び付けている役割=何と言っていいのかわからないけど、もう【知りたい者】でななく【伝える者】に変わったことを感じています。
もちろん、まだまだ未熟なので伝え方を学ぶ者ではあるけどね。
この本の主人公(ブリーダ)がたどってきた道を、私も別の方法でたどってきた気がします。
最初の段階で魔術師に弟子入りしたいと願った時に課された問いが、魔術を学んだ後、運命の男性と出会ったと仮定して・・・
あなたは、それまで学んできたことすべてを、あらゆる可能性、魔術の世界があなたに与えてくれるであろう秘儀の何もかもを捨てられるだろうか。運命の男と歩んでいくために。『ブリーダ』パウロ・コエーリョ
これはとても深い問いです。正直に答えなければ立ち去るように言われます。自分だったらどう答えたか・・・
運命というものをどう考えたらいいのか?と思う時もありました。愛とは何か、学びとは何か。手放すとは何か、失うとは何か・・・
でも、やはり正しい選択をしてきたのだと思います。そして誰もが正しい選択をすることができるのだということも今ではわかります。
手放すことも手放さないことも愛なのだと
そして手放さない場合の愛はいつか失うこともあるが、手放した愛は永遠に朽ちることはないということも。
どっちがいいのかは一概には言えないけどね^^
でも、魂の分身(ツインソウル)と同じ転生で出会うという経験は全ての人に起こる訳ではないのだから、出会えた(気づけた)ことだけでも十分だと思うのです。
失うくらいなら出会わない方が良かった・・・・と思った時期もあるけれど時が解決してくれるものだということも知り今は本当に幸せです。