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それぞれの真実            2013. 7.12 FRI

セラピストは文字通りセラピーを行う者です。クライアントからすれば味方ではありますが時として敵になることもあります^^

私は家族療法を専門に扱うセラピストではありませんが場合により関わることもあります。親と子、夫と妻、それぞれと個別に面談することがあるからです。

両者が対立する関係にあったりする場合もありますが、大抵の場合は片方が他方を紹介という形でお会いすることになりますので、実際のところは和解したいという思いが根底にあるはずです。

ですから対立と言っても本当の対立ではありません。第三者が絡むこともありますが、当事者同士の二者間では解決できない問題があるということだけです。

通常の友人関係その他であれば、どちら側に立つべきか?と悩むことはあるかと思いますがセラピストは明快です。どちら側にも立ち、どちら側にも立たない視点も同時に持つのです。

実際のところどちら側も正しいのです。それぞれの立場でそれぞれの現実を見てそれぞれに思うのだから・・・

でも、片方側からしか見えない現実もあるということを、頭では理解できても感情では理解できない。つまり、それが問題だということです。

インナーチャイルドセラピーの中でも行うことですが、まずはネガティブなものを全部吐き出してスッキリさせるということが必要です。

相手や世界を批判してもいいし叫んでもいい。ありとあらゆる恨みや怒り、様々なものを表面化させることを恐れず否定せず表わすことです。

すると落ち着いて考えられるスペースが生まれます。

場合によっては極端な行動をとってしまうことがあったとしても信頼することです。それまで培ってきたことを信頼する。目の前に起きていることに惑わされないこと。

外側に起きていることは内側に起きていることの現われ・・・とスピリチュアルな世界では言われています。

内側で葛藤があると他者の行動に混乱し動揺します。一緒に動揺してしまうと正しく判断することができず相手のせいで自分が困った状態になったと思うようになります。

でも、実際は自分の中に反応する芽があったというだけです。

そして同時に、それは相手に対する愛情があるからこそとも言えるのです。

どうでもいい相手に人は怒ったり恨んだりしないものです。一時的にカッとすることはあったとしてもすぐに忘れてしまいます^^

長期に渡り恨みを抱き続けるとしたら、それは愛してやまないということでもあります。愛情の裏返しです。

根底にあるのは【愛して欲しい。認めて欲しい。受け止めて欲しい】です。

その願いがあるからこそ叶えられない現実に怒りを覚えるのです。当然得られるはずのものが得られないというのは、最初から期待していないものが得られないより遥かに辛いです。

そして、そうなってしまっているということは相手側も同じように考えていると思う方が道理に合っています。

素直になるということがどんなに難しいか!!

でも、それを乗り換えてしまえば思いもしなかった現実が手に入ります。そして、それは、両者が当然得てしかるべきものです。

私は決して夢物語を語っているのではありません^^

どんなに難しいと思っていても起きるときは簡単に起こります。

・・・誰かに伝わるといいなと思って書きました♪

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