Diary
ノーと言えないジレンマ 2004. 6.11 FRI
久しぶりにチャレンジがやってきた。まあ平穏すぎても刺激がなくてつまらないのでいいかなと思うけど。まるでこの仕事を始めたばかりの時のようなジレンマを抱えている。
「わたしには手に負えないのでごめんなさい」と言ってしまえば楽になるとは思うけど、そうしたくない自分もいる。
プライドではない。責任感でもない。もちろん、いい人でいたいという気持ちでもない・・・なにがあるんだろう?負けたくない、のかな(笑)
詳しくは書けないけど、たぶん、誰が聞いても「それはおかしいよ。無理にがんばる必要はないんじゃない?」と言うと思う。わたしも友人から聞かされたら、絶対反対する(笑) 理不尽に巻き込まれているからね。
まるで暴力を振るうダメな男と別れられない女みたい。「わたしがなんとかしてあげたい」っていう気持ちなのかな。ちょっと違うと思うけど、そういう立場になったことがないので正直わからない。もしかしたら同じかも?
なんとか理解したいって思いかな。「なんでなんだろう?」と不思議に思う気持ちと好奇心。一筋縄でいかないから惹かれるのかな。
本当は縁は切れたと思っていた。期待に添うことができなかったし、ある意味手放したつもりだったので連絡が来た時はびっくりした。なにか気持ちの変化があったのかな?と思う気持ちと、またこじれたら面倒だなという不安もあった。
でも実はかなり楽しみだったりした(笑) なにしろ、苦手な人ほど興味があるという変な癖(趣味&特技)があるのでチャレンジャーなのです。
相手は前回の非礼を詫びたので、ちょっと油断してしまったのだと思う。最初は和やかな感じだったのに結局は前回の二の舞いを演じることになった。
「やられた」という気持ちでいっぱいになったけど冷静を装った。すごく後味も悪く嫌な気分になってしまった。自分を責めた。情けなかった。久しぶりに割り切れない気持ちになった。サイテー&サイアク・・・
翌朝狂ったように本を読みまくる。どこかに答えはあるはずだ。最近はご無沙汰していた精神医学の専門書をひも解く・・・そしてある種の落ち着きが得られた。
診断名がつけられる症状であったことに安心した。それをみつけることができた。そして、パターンに巻き込まれたこと、過程の一部になっていたことが理解でき、ついでにすべての訴えと符合した。
そう思ったら楽になった。やはり正体がわかれば対処することは易しい。急にやる気が出てきた。
そう、やる気・・・ノーと言えない理由もわかった。
チャレンジしたかったのだと思う。できるチャレンジだったからこそ、はっきりとノーと言えなかったのです。本当に手に負えなくて無理であれば絶対躊躇しなかったと思う。
躊躇したのは心のどこかで「できる」とわかっている部分があって、でも自信がなかったり、そんな努力するのは面倒と避けたい気持ちがあったから中途半端だったのだと思う。
それに「ノーと言えない」と悩んでいる時って、決まって最終的には、そのままなんとかできちゃったり、せざるを得ない状況になっていたりする。
だったら最初から悩まずしっかり受け入れ方がいい。やれる理由を見つけだして、その気になってがんばった方がはるかにいい気分♪ それに結果もついてくるだろうしね。
潜在意識を信頼するってなんとなくしかわからなかったけど、こういうことなのかなって。嫌なモノは絶対嫌なんだよね。なにがなんでも速攻で拒否できるのだと思う。迷う時、優柔不断な状態になっている時は、ちょっと考えてみるといいのかも。
たぶん、やれそうだったり興味はあったりすると思う。やれない理由、無理な理由もいっぱい浮かんでくるだろうけど切り捨てられない時、それは切り捨てたくない気持ちがどこかにある。
恋愛に例えてみよう。つきあってくれと言われて嫌いなタイプには絶対ノーと答えてきた。食事くらいは大丈夫、とか段階は色々あるけど、ここからは無理っていうのは本能的にきっとある(笑)
だけど、どうしようかな?と迷う相手であれば、やはりつきあってみて損はないと思う。その後はお互いの努力次第でいい関係になれたり、勘違いだとわかっても悪くはない。どんなに好きな相手とつきあったって勘違いというのはある訳だし(笑)
仕事にしても何にしても迷った時はゴーでいいんじゃないのかな。とりあえず前向きに進めてみる。ノーと言えないとグズグズしているより行動開始してイエスになるようにした方がいいかもしれない。
今のわたしは闘志に燃えている。「来るなら来い!」という準備を進めている。自分の問題点を冷静に客観的に分析し、次は同じ轍を踏むことのないように気合いを入れ直した。
それに、もう二度と会うことがなかったとしても無駄ではないし、今後同じパターンに出会ったとしても、もう対処できる自信はついたからね。なんだか自分がひとまわり成長したような気がする(笑)
あの時は悩んだし混乱したし、自分の無力感にがく然としたけれど、今ではよかったなと思う。その人に感謝の気持ちが溢れてくる。そして、できれば力になってあげたいなと思う。
まあ、もしかしたら簡単にはいかなかったり試行錯誤する羽目になるかもしれないけど、恐れずチャレンジしたい。きっとそれがお互いにとっての学びなのかもしれないからね。人との出会いってそういう部分もあると思うし偶然はないから大切にしたいなと思います。