Diary
地方に住む、都内に住む 2004. 5.25 TUE
先週こんなメールを受け取りました。「私は○○に住んでるのですが・・・カウンセリングはできないんですよね・・？」（全文）なんと答えていいかわからず、もう少し詳しく書いて欲しいと返信しました。
返事はきませんでした。何を言いたかったんだろう？としばらく考えていました。
地方に住んでいるからといってセラピーは普通にお受けしていますし・・・カウンセリング？ もしかしたら週一で通常行われている昔ながらのカウンセリングを受けたいということなのかも、と思った。
正直言って昔ながらのカウンセリングの手法は何年もかかりますし、それより退行催眠療法を行う方がずっと現実的だと思っているので今はお薦めはしていません。このHPを見てメールくれたのだと思うので、その辺は理解されていると思っていました。
それに、普通のカウンセリングなら地方でも受けることはできます。タウンページを見れば何件かは見つかると思う。それに心療内科もあります。
そう考えると前世療法なりの特殊なカウンセリングおよびセラピーを希望されているのだと思う。これはなかなか地方で開業されている方は少ないだろうし。実際地方の方から「この辺りではやっている人がいないので困っている」というメールを多数いただきます。
地方ではなかなかやれないと思う。なぜか？ 世間体というものが根強くあると思うから。もし開業したとしても仕事にならないような気がする。だから多くのセラピストは単発で出張という形でセミナーなり個人セッションを期間限定で行うのだと思う。
ほとんどの人は、カウンセリングを受ける、ということを公にはしていないと思います。だからこっそり内緒で試しに来る。なにしろ心の内を相談する、ましてや前世療法を受ける、インナーチャイルドワークをする、などとは言わないでしょう（笑）
もちろん言う必要はありません。極めてプライベートな体験なので本人が伝えたいと思った人にだけ伝えるで構わないのです。
だから多くのセラピールームは都会にあるのかもしれない。都会にあるからこそ、ある種の非日常的な空間と匿名な感覚、干渉し合わない個人的なクールさから、安心して自分をさらけ出せるような気がします。
誰にも内緒が成立します。なにしろ大勢の人がいてそこに自分を紛れ込ませることもできるのです。日常のしがらみから解放され、自分だけのために時間を使うことを許す。
確かに地方からいらっしゃる人は交通費や時間も余分にかかります。でも、それだけのリスクを覚悟で来る訳だから真剣さが違います。必ずなにかしらの成果を受け取ると決めて来ていると思う。そして、その通りになります。
却っていつでも来れると思っている都内の人より地方の人の方が有利かもしれません（笑）
もちろん会社帰りに寄れたり、思い立ったらすぐ予約できるメリットはありますけどね。でも家賃も高いし通勤ラッシュは大変（笑） 環境も良くはない。でも、わたしは好きです♪
セラピーを旅にたとえてもいいと思う。なにしろ前世や子供の頃など過去への旅をするのです。本当の自分自身をみつける旅であったり、なにかを取り戻す旅なのですから。
都会の人はリラックスするために地方に旅行します。美味しい空気を吸うためだったり温泉に入るためだったり、または冒険にでかけたり・・・同じことだと思う。
どちらも非現実な空間を楽しむために旅をします。日常を離れ雑事から解放されると自分自身のことが改めて見えてきます。
家庭の主婦だとして、たまには妻であることも母であることも忘れて自分のために時間を使ってもばちは当たらないと思う。ついでに都会の空気を吸ってみるのも悪くないと思います（笑） なかなか一人で過ごすことって少ないでしょうから。
地方から定期的にいらっしゃる方は、やはり東京に来ることを楽しんでいるように思います。ひとつのきっかけとしてチャレンジしてみれば、新たな楽しみや習慣が得られたりします。人間ってなにか理由がないと動けなかったりするしね（笑）
だから神様は公平なのだと思う。リスクを冒すチャレンジをする人には得るものも与えてくれる。地方だから無理、子供がいるから無理、忙しいから・・・などなどできない理由をつけている人はずっと無理だと思う。
でも思いきってやってみたら、実はできるんだっていう自信と、それ以外のことについても「できるかもしれない」というきっかけになったりする。
お金だって案外あっさりと捻出できたり、時間だって同じ。「作る気にならないとずっとその時は来ない。でも、一度できることを経験したら、もっと色々できることに気づく」と思う。
昨日同じ人かもしれないけど手紙が届きました。メールの人と同じ地方の方ですが、メールでは名前もありませんでしたから定かではありません。悩みが書かれていて、同じように近くではカウンセリングを受けられないと綴ってありました。
「やっぱり、このような相談はうけかねないですよね。」と書かれていたので同一人物かも？と思ったり・・・でも、やっぱり何が言いたいのかわかりませんでした。どうして欲しいのだろう？
返事を書こうと思っても、なんて書いていいのか分からない。同じ人ならメールで返事したいな〜なんて思ったり（笑）
手紙って苦手なのです。書いてもポストになかなか入れなかったり・・・なので、この日記の部分を印刷して入れて送ろうかな、なんて考えています。
なんだかずるいけど答えられないこともあるよね。だって真意がわからないままだから・・・放置するよりマシかな？と思いきってわたしもチャレンジします！
